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	<title>木村興農社【木村秋則オフィシャルホームページ】 &#187; 調査・研究</title>
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	<description>青森県弘前でリンゴの無農薬栽培をしている木村秋則のホームページです。</description>
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		<title>木村秋則さんの自然栽培</title>
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		<pubDate>Wed, 02 Dec 2009 23:09:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>sugiyama</dc:creator>
				<category><![CDATA[調査・研究]]></category>

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		<description><![CDATA[弘前大学，農学生命科学部の杉山です。弘前に移り住んで，かれこれ15年になります。弘前大学にきてよかったことはいくつかありますが，その一つは，木村秋則さんの農法に出会えたことです。
私は，現在，植物生態学を研究しています。それ以前は作物学や草地学などの農学分野の研究もしており，農業と自然の両方を理解できる学問的バックグラウンドができました。木村さんの農法は，農業という人為的営みの中に自然の力を活かすことを基礎にした農法です。つまり，農業と自然を融合させた農法といえるかもしれません。したがって，木村農法は，農業と自然の両方を研究対象にしてきた私のこれまでの研究アプローチと大変一致するところがあります。このような理由で，現在，木村さんのりんご園で研究をさせてもらっています。
研究を始めて改めて実感したことは，木村りんご園の奥深さです。木村さんがりんごの自然栽培をはじめてから30年以上経ちます。その過程で木村りんご園の中では，実に多くの複雑な出来事が起こってきたようです。その複雑な出来事とは何かを科学的に解明することが私の研究目的なのですが，今までのところ，なかなか簡単にはベールを開いてくれません。
りんごの自然栽培に取り組んできた木村さんの生き方は多くの人々に感動を与え，注目されています。しかし，木村さんの実践している自然栽培についてはあまり知られていないことが多いようです。ここでは，科学的立場から木村さんの行っている自然栽培がどのようなもであるかについて書いていきたいと考えています。 
1.木村農法との出会い
私が木村さんの農法を知ったのは平成12年，今から8年前です。たまたま，大学の掲示板に木村さんの講演会の案内がありました。「つがる衆立大学」という地元のNPO団体が企画した講演会でした。講演会は「突き進む勇気　食の安全と地球の健康」という題目で，「無農薬・無肥料りんごの木村秋則氏」と紹介がありました。今でこそ，木村さんの名声は全国に知れ渡っていますが，その当時はまだ一部の人にしかその存在は知られていませんでした。
私は，学生時代から農学を勉強してきたので，無農薬で作物を栽培することの難しさはよく理解していました。そのポスターを見たときも，りんごを無農薬で本当に栽培できるかどうか，半信半疑でした。しかし，幸いなことに，講演会の前に園地研修会が企画されており，木村さんのリンゴ園を直接見る機会に恵まれました。見学は，7月初めの土曜日の午後でした。確かにそれはリンゴ園でしたが，明らかに今まで見てきたリンゴ園とは全く違いました。下草がぼうぼうと生えており，通常の管理を行っている畑とは言えないものです。また，慣行栽培のりんごには見られない黒星病の病斑が多くの葉にありました。しかし，リンゴの樹はいたって元気に生育しているのが見た目に分かります。この時，無肥料，無農薬でもりんごが栽培できるのだと納得しました。
「百聞は一見にしかず」ということわざがありますが，科学にもこのことが当てはまります。いくら立派な理論をつくっても，実際に自分の目で見た事実にはかないません。科学は，理論と異なる事実が出てきた時，これまでの理論を捨てて新しい事実を受け入れることから出発します。木村さんのりんご園は，これまでの農学の理論と反します。その時から，木村さんのりんご園で起きている事実を基に新しい理論を組み立てていく必要があると感じました。
木村さんが成し遂げた自然栽培の科学的意義は，これまでの農業や栽培方法を否定すると言うことではなく，これまでの農学，あるいはそれに基づく栽培法が見逃してきた新しい農業の可能性を私たちの前に提示したと言うことだと思います。

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